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アンカー 1

更新日:2021年8月30日

わけがありますくプロジェクトのこれまでの活動と今後の展望について、皆様にお知らせいたします。

わけがありますくプロジェクトは昨年の夏に始まりました。

マスクの着用が外出時や人と会う際の新しいルールとなるなか、外見ではわからない障がいや病気によりマスクを着用できない人たちがいるのではないかと友人たちと話しているうちに、様々な構想が出てきました。

こんな時だからこそ力を合わせてやってみよう!ということになり、プロジェクトが結成されたのです。

まず、「お互いを知ろう」という願いを込めて、シロウという犬を創りました。それから、気温と湿度が上がりマスクの着用が辛くなる梅雨明けまでに配布できるよう、意思表示カードとバッジ、各種ポスターなどの作成作業を進めました。プロジェクトのウェブサイトやSNSも開設しました。

プロジェクト開始時はそれほど大きな反応はありませんでしたが、新聞、テレビ、ラジオ、インターネット等でとりあげられると意思表示カードとバッジの申し込みが殺到しました。私たちにとっては予想以上の反響でした。

同時に、外見ではわからない方に限らず、様々な事情でマスクをつけられない人たちが想像していたより多くいらして、とても困っていることを知りました。

わけがありますくプロジェクトは小さな事業所と有志によって運営されています。

必要としている人々に意思表示カードとバッジを幅広く行き渡らせるには力が及ばないと痛感する場面も増えてきましたので、昨秋頃から意思表示ツールの配布と啓発をしていただけるよう自治体や行政機関に働きかけ始めました。

おかげさまで、自治体や各種公共施設でのバッジの配布、自治体広報誌への掲載など、わけがありますくプロジェクトの取り組みが公的機関でも浸透してきています。昨年末には、国立研究開発法人 科学技術振興機構 科学未来館による「自らが思考し立案・実施するための再開館に向けた COVID 19 対策ガイドライン」第4版に、マスクをつけられない人が利用できる意思表示ツールのひとつとして、当プロジェクトが掲載されました。

シロウが「みんなもの」として認知された瞬間だと感じました。

自身で選択できない事情によりマスクをつけられない人がいる。

そのことを多くの人に知ってもらう。

という最初の目標は、当事者と周辺の方々の努力により、概ね達成できました。

わけがありますくプロジェクトの活動も微力ではありますがそれに貢献できたと思います。

また、役に立ててもらうために始めた、個人からの意思表示バッジのお申し込みも一時期よりは落ち着いてきました。

そこで、これからは自治体やしかるべき行政機関との連携を中心に活動することにしました。

それぞれの機関からの要望に応じてカード、バッジ、タックシール、ポスターなど商用改変不可のデータを無料で提供します。

カードの印刷やバッジの制作は各々で行っていただけたらと思います。

わけがありますくプロジェクトによる各種アイテムのデータが必要な場合は、下記の「今後の流れ」と「提供データ一覧」をご確認の上、私たちにご一報下さい。

個人でご希望の方はHPからダウンロードしたものを印刷してご利用いただければと存じます。

今までのご報告と今後の方針についてお知らせしました。

2021年2月 わけがありますくプロジェクト代表 鈴木玲嘉

( 8月に改訂、掲載 )


更新日:2021年6月15日


学校や幼稚園、保育所などにお子さまを通わせているお母さまグループから、わけがありますくプロジェクトの紹介と利用に関するお問い合わせがたくさん寄せられています。

その内容が当プロジェクトの主旨とは異なっていることが多いです。

個別に対応しておりましたが、そろそろ業務に支障が出そうなので、こちらへ記すことにしました。

4月以降、学校に対する要望書を提出するのでわけがありますくプロジェクトの活動を資料として使いたい。

という同じようなお問い合わせが来るようになりました。

学校へ子どもたちにマスクの着用をさせないようご要望を出すそうです。

なかにはこちらの承諾なしに無断で資料やデータをお使いになっておられる場合もあるようです。



わけがありますくの意思表示アイテムは自分では選択できない事情によりマスクの着用が難しい「ごく少数 」の方を対象としています。

マスクの着用をしないことを自ら決めた人のためのものではありません。

また全ての子どもを対象とするものではありません。

これから暑い季節を迎えます。

大切なお子様方の体調についてご心配は尽きないでしょう。

マスクの正しい着用方法やガイドラインの設定は早急に整えるべきことです。 特に熱中症に関しましては、事故が起こらないよう大人が具体的な対策をしなければならないでしょう。 でも、ちょっと待ってください。

その要望書はもしかして,

 マスクは身体に悪いから着用はするべきではない。

という内容ではないですか? そうだったら、わけがありますくプロジェクトの資料は添えないでください。

なぜなら、先方があなたの主張と当プロジェクトの目的を混同し間違ったメッセージが伝わってしまう可能性があるからです。 義務教育における学校は色んなバックグランドを持った子ども達が一緒に過ごします。

その中にマスクを着用すると心身に大きなダメージあるお子さまがいるので例外として配慮してください。

というのが わけがありますくプロジェクト の考えです。 さて、学校にはマスクの着用ができないお子さまがいると同時に周囲にマスクの着用をしてもらわないと困るお子さまも存在します。

わけがありますくプロジェクトはどちらのお子さまも丁寧に扱いたいと思っています。 わけがありますくプロジェクトは、皆がそれぞれの立場で相手のことを考えようという姿勢を大切にします。

だから、マスク着用は害悪でしかなくマスクは不要、という主張には賛同しません。

そのような主張をする場でのご利用や紹介はお断りします。

わけがありますくプロジェクトの意思表示アイテムは小さな事業所が、

車椅子のユーザーだったり、特別支援学校に通学していたり、器質的に生きづらさを抱えながら生活している子どもたちやハンディキャップのある人のために用意しました。

ゴムでできた救命ボートのようなものです。

そして多くの方がひっくり返らないようサポートしてくださりやっとここまできました。

お困りとは存じますが、いま皆さまがたくさん乗ってこられると、このボートはあっという間に沈んでしまいます。

子育てでお忙しいことでしょう。

また、突然降りかかってきた災厄の中でのご苦労は十分でないかもしれませんが想像しております。

それを承知の上であえてお願いします。

わけがありますくプロジェクトの活動や意思表示ツールのご利用に関しては、サイト上にある利用規約をよく読んだうえで、慎重に扱ってください。


そして学校や幼稚園、保育所などで子どもたちが安全かつ健全な教育が受けられ気持ちよくすごせるよう皆様はご自分でお船を造ってください。

素敵なお母さまばかりですからきっと素晴らしいものができると信じています。

どうぞよろしくお願いします。



わけがありますくプロジェクト

代表 鈴木玲嘉


更新日:2021年6月14日


(※サポート募集ページは終了しました。2021年2月1日)


わけがありますくプロジェクトは福祉ではありません。プロジェクトの始動にあたり、臨床心理士によるカウンセリングルーム、しまうまカウンセリングを運営する株式会社しまうまが出資しました。

プロジェクト代表の父の「企業とは利益を追求しながらその専門分野において社会に貢献するものである。」という言葉が礎にあります。


そして、わけがありますくプロジェクトは収益事業ではありません。社会に還元できる広告として運営しています。

運営側の用意した無料配布分のバッジ1000個はあっという間になくなりました。

私どもは見た目では分からないけれども合理的な理由によってマスクの着用ができない方向けの、ニッチな需要を想定していました。けれども意思表示のツールを必要とされる方はより大きな範疇で括られているようです。


現時点では、マスクを着用できないことを示す意思表示バッジの配布は、零細企業ではなく、より大きな企業、あるいは公的サービスが展開すべき案件であると感じ、そちらの方向に舵取りをしています。

しかし、それが実現するまでの間は民間の力で配布したいと思っています。


ここで皆さまにお願いがあります。

バッジと製作費のサポートをお願いします。サポーターの数よりバッジとカードをご希望の方が圧倒的に多い状況です。

ひと口1,000円からできます。

サポートの詳細はについては、ウェブサイトをご覧ください。



企業さまからのサポートの場合、バッジのセット外袋に〈ご提供〉のラベルを貼って対象者にお送りしています。バッジやカードにご希望のチラシを同封することもできます。

ご検討のほど、何卒よろしくお願い致します。




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