デザインの話

今回はデザインについて、ざっくりと少しまじめに。


まず、このプロジェクトは「バッジ」ありきではじまりました。

「やむをえない理由(わけ)があってマスクをつけられない人」が安心し、なおかつ多くの人にそのことを知ってもらうツールがとにかく早急に必要でした。


それがバッジでした。


バッジの45~50mmの小さな世界から、多くの情報を発信し、多くの方に認知してもらう必要がありました。そこで気を配ったことは「公共性」です。

ただかわいいキャラグッズではなく、「ヘルプマーク」のように広く認知され、大人も子どもも、男性も女性も、あまり抵抗なく長く使ってもらえるアイテム感を目標としました。


しかし「ヘルプマーク」のような状況と事実を伝えるアイコンやピクトだけでは、「マスクをつけられない」人の複雑な思いを表現できないと感じました。

白い犬「シロウ」の表情は、独りよがりではなく、社会の一員として周りに配慮する当事者の思いが全て表現されていると思います。


当初はバッジに「つけられない理由」を書き込むことも考えました。

しかし、まずは「マスクをつけられない」という事実を周囲の方にお知らせすることに注力し、コピーはシンプルに、書体は可読性の高いUD(ユニバーサルデザイン)フォントの中でも丸く柔らかいものを選びました。また、赤い「ヘルプマーク」と併用して使ってもらうことも想定し、色は相性のいい「ブルー」を選んでいます。


このプロジェクトは、バッジを必要とする人に届けることだけが目的ではありません。

「マスクをつけられない人」がいる事実を多くの方に知って、理解してもらうことを目指しています。


どうぞ、このバッジを見かけたら、

「何か理由(わけ)があるんだな」「少し距離をとろうかな」と

ネコチャンのきもちになって行動してもらえたら嬉しいです。


どうぞよろしくっ!


わけがありますくデザイン担当

トリスケッチ部




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